料金
当院では自費による治療および保険診療による治療を行っています。いずれも予約料を含んだ料金です。
当院では治療のセッションを週に1回もつことを原則としています。また、自費治療では週3回までのセッションをもつことがあります。ところで、精神分析的精神療法の原法である精神分析では週に4回から5回の1回50分ほどのセッションをもちますし、外来森田療法の原法である入院森田療法では文字通り毎日が治療となります。そして、このようなことを週1回で行うことは時間を要しますがある程度は可能であると当院では考えています。しかし、そのためには、「曜日と時刻や時間を決めて」定期的にセッションをもつこと、すなわち治療の枠組みを設定すること、そしてその枠組みのなかで治療者は患者様のお話をうかがい介入すること、が是非とも必要なのです。
自費による治療
初診では60分程の面接を行い20000円となります。再診では50分の面接を行い12000円から18000円となりますが、病状や経済的状態などの状況によってご相談のうえで決めていきます。なお、治療セッションは原則として週1回となりますが、週2回および週3回の治療も承っています。これらも、ご相談のうえで決めていきます。
保険診療による治療
初診では、40分程度の面接となり、三割負担で2900円程、二割負担で2200円程、一割負担で1400円程となります。再診では20分程度の面接となり、三割負担で2000円程、二割負担で1600円程、一割負担で1100円程です。なお、治療セッションは原則として週1回となります。
当院では薬物療法(pharmacotherapy)も大切なセラピイであると考えています。適切な薬剤を必要最低限度利用することは精神療法にも効果的に作用します。
当院ではベンゾジアゼピン系およびその近縁薬剤については次のような方針で対応しています。これらの薬剤は、服用し始めてから2週間から4週間は効果が認められますが、長期に服用していくとそれまでと同じ効果を得るためには増量を要するようになる傾向があります。このようにしてこれらの薬剤からの離脱が困難となり薬物療法が漫然と続くことになる場合が多いのです。そして、問題なのがこれらの薬剤の依存性およびこれらの薬剤を減量しようとしたときの離脱症状です。病気そのものが増悪したと思われてこれらの薬剤が増量されることがあり、依存性との判別が難しい場合も多いのです。このため当院では精神科を初めて受診される患者様にはこれらの薬剤を処方しなくなりました。また、これまでにこれらの薬剤を服用されてきた患者様には転院後に十分に時間をかけて徐々に減量するようにしています。これには英国の医師ヘザー・アシュトンが考案した通称「アシュトンマニュアル」を利用しています。そして、このような方法によって多くの患者様がこれらの薬剤からの離脱に、症状の増悪をおこすことなく、成功しています。また、これらの薬剤以外の薬剤にも依存性が生じる場合はありますし離脱症状が生じる場合もありますので、必要最低限度に薬物療法を行うように心がけています。
参考文献
ヘザー・アシュトン(2002):「ベンゾジアゼピン-それはどのように作用し、離脱するにはどうすればよいか」(通称アシュトンマニュアル)インターネットより日本語版が無料でダウンロードできます。
常葉まり子(2017):「向精神薬の減薬・断薬メンタルサポートハンドブック改訂版(Kindle版)」
当院では身体疾患の治療は行っていません。したがいまして精神にはたらく薬剤以外の処方は承れません。また各種検査もおこなうことができませんのでご了承ください。
診療時間
完全予約制
当院では、受付、診療、処方箋の発行、料金の請求および領収証の発行まですべて院長が一人で行っています。このため急な対応は致しかねます。まずは留守番TELあるいはFAXをご利用ください。
当院では、受付、診療、処方箋の発行、料金の請求および領収証の発行まですべて院長が一人で行っています。このため急な対応は致しかねます。まずは留守番TELあるいはFAXをご利用ください。
月曜日 | 午後3時より午後8時まで |
火曜日 | 午後2時より午後7時まで |
水曜日 | 休診(大栄病院に出張) |
木曜日 | 休診(大栄病院に出張) |
金曜日 | 午後4時より午後9時まで |
土曜日 | 午後1時より午後7時まで |
日曜日 | 休診 |
祝祭日 | 休診 |